二十歳頃に付き合っていた彼は本当嫌な人でした。

レストランに行ってデザートを注文すれば『その一口でそうやってブクブク太ってく』だとか会う都度に『顔丸くなった』だとか。

そんな事をよく言う嫌ぁ~な男でした。もう本当に本当に悔しくてダイエットを決意したのですが、正直私はその時155cmの42kgという割と至って普通の体型より細身な体型でした。それなのに刷り込みって怖いものですね……自分が太ってる醜いと錯覚してしまい異常なまでの食事制限やダイエットに執着してしまったのです。

その結果、体重は34kgまで減りました。
「痩せたでしょ? どうよ!」と、私は自信満々でしたが、その彼氏に『肋が出過ぎてて気持ち悪いだとか』『棒きれみたい』『ニキビひどくなってる』だとか今度は別の悪口を言い始めたのです。

果たして何で付き合ってたんだろう……と今となっては思えてしまうのですが、何度か栄養失調で倒れやっぱり無理はよくないななんて思えました。
確かに彼氏の言ったとおり無理に痩せたせいもあってか肌荒れがかなり酷い状態になってしまいました。そう考えると偏った食事制限では美容の分野にも悪影響をきたしてしまうものだななんて痛感してしまいました。

その後結局バッサリと切り捨てその彼氏とは別れたのですが……そんなつまらない嫌な男に振り増されていたのが何だか惨めに思えてしまった事がありました。
骨と皮だけになった己の身体を見て点滴を打たれているのを見て惨めだな馬鹿だったなあんて入院しながら泣いたりもした事があります。

けれど付き合っている時というと盲目で気がつかないものなんですよね。恋は盲目。
本当によく聞く言葉ですが、これって本当なんだななんて思えてしまいました。

そんな人に絶対振り回されて、無理までしてダイエットなんてするものではないと私は思えてしまいました。
刷り込みだ理想だあるかも知れませんが、自分が健康的に生活出来る体重を維持しておいたほうが良いと思えますね。